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DMに替わる新たなCRM施策としてのアドレサブル広告活用法

  • 2019/08/27
  • 光山 誠一

最近、「アドレサブル広告を活用してDM(ダイレクトメール)の代替施策として活用したい」というお話をいただくことが多くなってきました。

そこで今回は、DMの代替え施策としてのアドレサブル広告活用法をご紹介します。

DMの課題はコストと情報到達性

代替え施策という切り口ではありますが、DMは今でも有効な施策です。電通が毎年発表している「日本の広告費」によると、DM市場は3,678億円の規模となっており、依然、効果的な媒体となっています。

DMは既存顧客や保有している会員に対してのリテンションや休眠掘り起こしなどで活用することが多いですが、DMの特性上、以下の課題が存在します。

・開封しなければ到達できない

メールやLINEも同様ですが、DMは開封しなければ情報を届けることができません。

ユーザーには日々さまざまなチラシやDMが届いているため、どうしても情報が埋もれてしまい、有益な情報にも関わらず開封されないケースが存在します。

・一通あたりのコストが高い

ピンキリですが、DMの費用は発送や制作費用などを合わせていくと、一通100円~以上発生するケースが多いです。

コストをかけてアプローチを行う以上、レスポンスの高いユーザーに絞ってアプローチする必要があります。例えば休眠顧客にDMを送付する場合は、最終購入日が●●年以内といった形でユーザーを絞り込んでアプローチすることが多いです。

そのため、コストの兼ね合いから最終購入日が古いユーザーにはアプローチができないといった事象が発生します。

アドレサブル広告の優位性

DMと比較すると、アドレサブル広告には以下の特徴があります。

1.開封しなくても情報到達が可能

広告表示であれば、ユーザーがメディア閲覧時に能動的なアクションを起こさなくても、情報を伝達することが可能です。

もちろんDMと比べて掲載できる情報量が多いわけではありませんが、開封のハードルなく情報伝達ができる点は大きなメリットです。

2.一人あたりのリーチ単価が安い

ユーザーのリーチベースでいうと、1人あたりのリーチ単価は数円~1円を下回るような数値で出稿を行うことが可能です。

 

DMの代替え施策としてのアドレサブル広告活用事例

|展示会運営会社

BtoBの展示会運営をされている中で、開催の度に数千万円規模のDMのコストが発生。

対象ユーザーへのアプローチに一部アドレサブル広告を採用することで、情報到達性の向上とコスト削減のテストに活用されました。

|単品通販企業

過去の商品購入ユーザーに対してDMを送付していたが、コストの兼ね合い上、最終購入日が古いユーザーに関してはアプローチができていなかった。

アドレサブル広告で最終購入日が古いユーザーにもアプローチすることで、効率的に休眠顧客の掘り起こしを実施されました。

アドレサブル広告を活用してCRMの効果を最大化させる

このようにアドレサブル広告を活用することで、

  • DMでアプローチができないユーザーに対し、アドレサブル広告で補完する
  • DM対象顧客にアドレサブル広告を併用することで、ユーザーのフリークエンシーを高め、DMの開封率を高める

といったことが可能になります。

ぜひこの機会に、DMのようなCRM施策をアドレサブル広告でも実施することをご検討ください!実施にあたってのプランニングやクリエイティブ作成などのアドバイスも行っていますので、お気軽にお問合せください。

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