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【旅行業界事例】オプトアウト会員からも売上を創出!メールの不達を広告で補完する

  • 2019/04/16
  • 松崎 海

※「YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)」は、2021年6月23日に「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)」に名称を変更しました。

旅行業界では数百万人の会員を擁するメディアを運営する企業も多いのですが、メールでアプローチできているのはたったの2%!?という現実も…。そんな時の鉄板施策が「メール+広告」施策です。

事例概要

  • 広告主:大手旅行メディアを運営する企業
  • 課題:
    数百万人の会員を保持する大手旅行メディアでは、メールは売上を創出する重要なチャネルです。しかし、会員に対するコミュニケーションがメールのみで、オプトアウト(メール配信を許諾していない)やメール未開封に対しては為すすべがなく、全会員数のほんの一部にしか情報が伝わっていないケースが多くありました。
    もちろん、サイト訪問者へのリターゲティングやCriteoなどで成果を出しているケースは多いです。しかし、すでに過去に自社で購買している会員に効率的にアプローチすることで、ROASは大きく改善できます。

施策内容

会員を以下3つのセグメントに分け、YDNで広告配信。サマーセールや海外ツアーなどを訴求しました。

 

 

※参考
セグメントの作り方ですが、上記のようにわかりやすく比較できるリストから実施するのがおすすめです。

成果

出稿金額に対してROASが2,000%以上となり、大きな投資対効果を得ることができました。

「メール+広告」の成果としては、

  • メール未開封会員については、購買を約1.5倍促進
  • オプトアウト会員については、購買を約2倍促進

という結果になり、メールに加え広告配信を行うことで、購買を大きく促進することができています。

 

「メール閲覧なし」会員へのYDN配信ですが、リターゲティングなどと並行し通常施策として毎月継続されています。

旅行業界に限らず、メルマガ会員を多く保有している企業にも当てはまる施策です。「夏季商戦で伸び悩んでいるアパレルECや人材会社」「メルマガからの売上を伸ばしたいが、伸び悩んでいる通販会社」など、ぜひ一度お試しいただければと思います。

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